わさおの俳句教室日誌・「秋惜しむ」~15.10.28分

 長谷川櫂先生の著書「決定版 一億人の俳句入門」の93頁以下によれば、俳句は、いきいきと詠む。長谷川櫂先生曰く。

 描こうとするものの生命感と存在感をしっかりとらえること。

 しら露もこぼさぬ萩のうねり哉 芭蕉

 この句など、葉や花に露の玉をいっぱいのせた萩の枝が目の前にゆらりと現れるようではないか。

 秋海棠西瓜の色に咲きにけり 芭蕉

 葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉

 どの句も、秋海棠の花や葱が目の前にあるかのようにいきいきしている。


 10月28日の俳句教室においては、兼題は「柿」、「秋惜しむ」、「当季雑詠」、席題は「銀杏散る」である。

 以下に、10月28日の俳句教室におけるわさおとKさんの俳句を掲げる。


津軽わさお作

 鐘鳴るも二つ三つと柿を食う

 指折って俳句生む日々秋惜しむ

 秋刀魚焼くゆっくりじっくり茜雲

 銀杏散る実の間跳ぶ昼の路


Kさん作

 
 朝の柿夕暮れの柿月夜柿  

 秋惜しむペットに語る老婦人

 草紅葉ただの草かと見ていたが

 銀杏散る参道の石隠れん坊


 前述したように、長谷川櫂先生の著書「決定版 一億人の俳句入門」の93頁以下によれば、俳句は、いきいきと詠む。つまり、描こうとするものの生命感と存在感をしっかりとらえること。

 このポイントに照らせば、Kさん作の「朝の柿夕暮れの柿月夜柿」は、柿の生命感と存在感をしっかりとらえる、とらえ方として、「朝の柿」、「夕暮れの柿」、「月夜柿」という言わばリフレインを用いている。

 この詠み方が読者の共感を呼ぶ。この日、俳句教室のメンバーは、老先生を入れて11人であり、作者のKさんを除けば、10人だ。Kさんのリフレイン句は、最高得点の6点を獲得し、栄えあるトップ当選を飾った。

 読者数が10人の場合、過半数の6点以上を獲得することは、少ないことであり、Kさんのリフレイン句は、お見事である。


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