わさおの俳句ポスト投稿・「ギャップ」

 1915年に高校野球が始まって今年で100年を迎えている。熱戦たけなわの夏の高校野球甲子園大会は、いよいよ明日は準決勝の2試合が行われる。

 高校野球の試合は、相手チームよりも1点多く得点すれば、勝つ。だが、1点多く得点することは簡単ではない。

 例えば、強打者がどんぴしゃりで打球を振り抜く。イッター、入ったー、ホームランだ、と皆が思う。しかし、アメリカ大リーグのイチロー選手のような外野手がフェンスによじのぼって捕る、なんてことがある。

 イッター、入ったー、ホームランだ、は、そうではなく、アウトだ。

 そうしたスリリングなギャップが試合展開に付きまとうのも、高校野球甲子園大会の面白さだ。


 津軽のシニアブロガー、わさおは、2015年5月13日から、俳句教室に通い始めた。「人生日々挑戦、青春は一生」をモットーとしているから、俳句作りに挑戦する以上、少しでも俳句の腕を上げていきたい。

 そこで、毎週、「俳句ポスト365」に投稿することに決めている。「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトだ。毎週新しい兼題が出される。

 2015年7月17日、「俳句ポスト365」に2句を初投稿した。兼題は、「ハンカチ(夏の季語)」である。

 以下に、投句を掲げる。

 
 津軽わさお作

 日の丸弁当 ハンカチでくるむ 終戦日

 終戦日 白きハンカチ 涙ふく


 ハンカチは、汗を拭いたり、手を拭うだけでなく、弁当を包むものでもある。中学生や高校生の頃、母親が弁当を作り、大きめのハンカチに包んで持たしてくれた。遠い日々の思い出だ。

 そして、今、戦後70年。そこから、戦後70年→戦争→日の丸、日の丸弁当→終戦→終戦日→平和→貧しい日本→日の丸弁当→ハンカチでくるむ=平和、安穏、と、津軽わさおの頭が回転した。

 
 もう一句は、戦後70年→終戦→終戦日→多くの人々の犠牲→鎮魂の祈り→白いハンカチ→涙ふく、の流れだ。

 以上の二句における「ハンカチ」は、単なる汗拭き道具としてのハンカチではない。崇高な精神性の象徴である。


 2015年8月6日、「俳句ポスト365」において、「ハンカチ(夏の季語)」の兼題に対する「人・並選の俳句」の結果発表がなされた。「俳句ポスト365」では、入選が「天、地、人、並」に分かれる。一般的な捉え方における「特選、秀逸、入選、佳作」に相当する。

 つまり、「並選の俳句」は、立派な入選句である。

 で、8月6日の結果発表で、上記二句のうち、次の一句が「並選の俳句」に入選を果たした。

 終戦日 白きハンカチ 涙ふく

 まさに、「祝、初投句初入選」である。初投句初入選の機会は1回きりだから、大変嬉しい。

 そして、翌8月7日、「俳句ポスト365」において、「天・地の俳句」の結果発表がなされる。実を言えば、「並選の俳句」に入選した一句よりも、もう一句の方が、津軽わさおとしては自信作なのだ。

 したがって、津軽わさおの気分は、もはや、イッター、入ったー、ホームランだ、状態だ。

 しかし、嗚呼、しかし、だ。「天・地の俳句」の結果発表のどこを見ても、津軽わさおの自信作は入っていない。

 イッター、入ったー、ホームランだ、ではなく、アウトなのだ。

 「終戦日 白きハンカチ 涙ふく」の俳句は、「初投句初入選」の栄に浴したのだが、自信作アウトの結果に、津軽わさおは、「白きハンカチ 涙ふく」であった。わんわん泣くしかなかったのである。




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