「相棒・甲斐享刑事がまさかの殉職か!?」

刑事ドラマのシリーズもので刑事役を交代させるときの定番は、刑事の殉職だ。

 昭和の時代の刑事ドラマ「太陽にほえろ」では、何人もの刑事が殉職した。萩原健一演じる通称マカロニ、松田優作演じる通称ジーパン、勝野洋演じる通称テキサスなどの殉職シーンは、何十年経った今でも、鮮明に思い出す。

 しかし、刑事ドラマの人気刑事の役どころには、感情移入して観ているので、視聴者としては、できれば、殉職でない方法で刑事役を交代させてほしい。

 その点、刑事ドラマ「相棒」の脚本家先生は、これまで、感情移入が甚だしい視聴者のことを考えてくれている。水谷豊演じる警部杉下右京の相棒は2度変わっているが、変わる前の相棒は殉職していない。

 初代相棒の寺脇康文演じる亀山薫刑事は、親友が殺された事件をきっかけに警視庁を退職し、海外でのNGO活動に従事すべく、妻と共に外国へ旅立つ。

 二代目相棒の及川光博演じる神戸尊警部補は、自分が深く関与した事件をきっかけに特命係を去り、警察庁長官官房付に転身する。その後の「相棒」では、神戸尊警部補の消息が話題になることもある。

 まあ、殉職以外であれば、「相棒」の世界では、生きていて何らかの形で活躍しているわけだから、その方がいい。


 津軽のシニアブロガーは、刑事ドラマ「相棒」と共に人生を歩んできている。それゆえ、自分のブログ「定年バンザイ 人生日々挑戦」でも、折に触れて、「相棒」に関するブログ記事を書いている。

 で、最近、私のブログへアクセスする方々の検索キーワードの中で「相棒 殉職」が目立つ。なぜ?

 逆に、キーワードの「相棒 殉職」にアクセスしたら、mixiニュースの「成宮寛貴、『相棒12』最終回でまさかの殉職…!?」がヒットした。

 このmixiニュース曰く。

 『相棒season12』の最終回2時間スペシャルで、俳優の成宮寛貴演じる甲斐享が銃撃されるシーンが公開された。主演の水谷豊演じる特命係・杉下右京と享のコンビも板についてきた2シーズン目で、まさかの殉職か!? 

 2012年10月より登場した3代目の享は、『相棒season11』で瀕死の重傷(第9話・第10話)を負い、今度は銃で撃たれるという受難が続く。

 こうしたニュースを目にしても、結論は、甲斐享のまさかの殉職はあり得ない、だ。
 

 「相棒」では、2010年の「劇場版Ⅱ」で初期からのレギュラーだった岸部一徳演じる小野田官房長が殉職している。しかし、これは、杉下右京の相棒の殉職ではない。

 今「相棒season12」の元旦スペシャルでは、予告編に片桐竜次演じる内村刑事部長が銃撃されるシーンがあり、ネットでは、内村刑事部長の殉職という推測が流れた。が、これは外れている。

 したがって、今回も、甲斐享が銃撃されるシーンが予告にあるとしても、甲斐享の殉職はない。

 今「相棒season12」がスタートした第1話では、いきなりサプライズがあった。捜査一課の三人組の要である大谷亮介演じる三浦信輔刑事の件だ。三浦刑事は、係長に昇進したのも束の間、犯人一味の一人から足を刺されて重傷を負ってしまう。一生杖が手放せない状態になってしまい、三浦係長は、警視庁を退職してしまったのだ。

 三浦信輔係長の退職は、相棒ファンにとって大きなショックであったが、殉職でないことがせめてもの慰めである。

 津軽のシニアブロガーには、杉下右京の相棒以外の登場人物については、残念ながら万が一の殉職があるとしても、杉下右京の相棒には殉職があり得ない、という確信がある。

 その根拠はあるか? ある。杉下右京を演じる水谷豊も、そして脚本家先生その他のスタッフも、昭和の大人気刑事ドラマ「太陽にほえろ」を観ながら、育った。彼らにとって、刑事ドラマ「太陽にほえろ」は最大の目標であり、ドラマの質おいて、常に「太陽にほえろ」を越えることを意識している。

 水谷豊や脚本家先生その他の相棒スタッフは、みんな、若い時に、「太陽にほえろ」における萩原健一演じる通称マカロニ、松田優作演じる通称ジーパン、勝野洋演じる通称テキサスなどの殉職に涙した。とても辛かった。

 だから、相棒スタッフが杉下右京の相棒を殉職させることはあり得ない。


 杉下右京の三代目相棒である甲斐享と杉下右京は、ちょうど30歳違う。 これは、上司と部下の関係であることはもちろんだが、親子みたいなものだ。

 甲斐享は、親みたいな杉下右京の指導よろしきを得て、「相棒」の世界で、人生勉強もみっちりしている。

 刑事ドラマ「相棒」は、刑事ドラマだが、単なる刑事ドラマに止まらない。「相棒」には、社会性があり、そこでは、人情の機微や人生ドラマが織りなされている。

 一方、現実の日本社会は、さまざまに難しい問題を抱えている。その中で、今、世間を騒がせている「STAP(スタップ)細胞」関連疑惑問題の当事者の例に見られるように、甲斐享くらいの若い人たちのうち、一部のものの考え方や価値観が心配になる。

 社会においては、やっていいこととやってはいけないことがある。こうしたことも含め、甲斐享は、親みたいな杉下右京の指導の下に、「相棒」の世界で、人生勉強もみっちりしているのである。

 「相棒」は、人生勉強の教科書みたいなものだ。

 だから、水谷豊演じる特命係・杉下右京と成宮寛貴演じる甲斐享の「相棒・相棒」には、今後も長く頑張って貰わなければならないのである。

 

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この記事へのコメント

杉下右京の4番目相棒刑事
2014年04月17日 03:29
警視庁特命係に派遣されると云うことは警察である程度の期間経験を積み重ね 尚且つその所属から疎外されている立場の警官でなければならない。よって幾ら右京にスカウトされても甲斐お坊っちゃまの出る幕じゃない。皆が言う やっぱ特命は薫ちゃんが良いよねって。私は西島秀俊様を希望してたんですが。

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