「イチローの涙」

 2016年8月8日は、永遠に記憶される日となった。

 前日の夜は、折からのリオデジャネイロ五輪のテレビ観戦を早めに切り上げて、寝た。8月8日は、5時に起きた。なんとしても、イチローの米大リーグ3000安打達成の瞬間をこの目で見たかった。

 スポーツ種目の中でさまざまな偉業が達成されてきたが、達成の瞬間を生で観ることほど楽しいことはない。


 8月8日、対ロッキーズ戦の7回表。イチローの第4打席だ。イチローが打った。ボールが良い角度で大きく右翼方向の外野に飛んでいく。フェンス直撃だ。もう少し高ければ、ホームランだ。惜しくもの三塁打である。

 米大リーグ3000安打達成の瞬間だ。3000安打は、米大リーグ史上30人目だ。8月8日のぞろ目、8と8で16の2016年、30人目の3000安打、どれもこれも覚えやすい。偶然にしては、上手くできている。

 

 イチローの3000安打達成の瞬間、観客は総立ちだ。味方も敵も、男も女も、老いも若きも、白人も黒人も、外人も日本人も、みんな総立ちだ。

 味方の選手たちがイチローへ駆け寄る。みんな笑顔だ。そして、敵側の選手たちも拍手をしている。

 イチローへの拍手、歓声は鳴りやまない。

 イチローの笑顔が屈託ない。3000安打達成の偉業を成し遂げ、重圧から解放された安堵感も観てとれる。


 この日、試合終了まで、テレビカメラはイチローを追いかけてくれる。一人でベンチに座っているイチローは、サングラスをかけている。だから、顔の表情まではよく分からない。

 サングラスをかけている横顔からは、達成感と安堵感が伝わってくる。それをずうっと観ていたら、おやっ、と思う。イチローの顔が濡れているのだ。汗?。そりゃそうだよ。真夏のアメリカだ。吹き出す汗。

 しかし、よくよく見ていたら、サングラスの辺りから、その下へ流れ落ちるもの。涙だ。イチローが泣いているのだ。それを拭おうともしない。

 米大リーグでプレーし始めて16年目。さまざまなことをサングラスのイチローは、振り返っているのだろう。先日、イチローは、米大リーグに挑戦する時、人に笑われ、そのことで発奮したと語っている。

 津軽のシニアは、本日、イチローの偉業達成を生で観て、大いに感動させてもらった。そして、人生という観点からは、それ以上にイチローの涙に感動した。

 人は、誰しも、振り返って、涙することがある。それが人生というものだ。




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