わさおの俳句教室日誌・「一人酒」~16.04.27分

 昨年の春、小学校5年生時以来の親友、Kさんが数年来俳句修業に勤しんでいることを知った。驚いた。自分と同様、元来、Kさんが文芸に関わるというイメージがないからである。

 
 しかし、人間、イメージで何かをするとかしないとかではない。要は、意欲の問題である。俳句作りという芸術に取り組むことは、シニア人生を豊かにするものであり、大いに結構である。

 で、Kさんの数年来の俳句修業に触発され、2015年5月13日から、Kさんと一緒の俳句教室に通い始めた。


 わさおが俳句教室に通い始めた直接の動機は、Kさんと、月2回の俳句教室で遊べるからである。それとともに、特に最近は、我が俳句作りの上達において、Kさんの俳句から刺激を受けることが多い。

 わさおとKさんは、小学校5年生時以来、ある意味では似通った人生を送って来ているから、俳句作りのスタンスも、大きな括り方をすれば、共通性がある。もちろん、両者とも、意味不明なとか暗いとかの俳句はない。


 2016年4月27日の俳句教室は、陸奥湾を臨む合浦(がっぽ)公園における吟行形式で行われた。合浦公園は、全国的にも珍しい海浜公園であり、4月27日は、園内における660本の桜が満開の、絶好の花見日和である。

 吟行のまとめとしての句会は、満開の桜の下でだ。場所取りにシートを敷き、わさおとKさんは、そこに座りながら、句を唸ることとした。 

 すると、14、5メートル先の二人掛けのベンチに、一人のシニア男性が座った。年齢は、八十歳を超えた感じだ。

 彼は、ワンカップを取り出し、おもむろに飲み始めた。時折、焼き鳥らしきものを食べる。時間は、ゆっくり流れる。ワンカップは、三つ目くらいに手がかかる。

 八十歳超のシニア男性が一人で酒を飲みながらの花見だ。人出が多く、絶好の花見日和であることもあり、彼の風情には寂しさは感じられない。元気な八十歳超シニアが一人で花見をするという余裕が漂う。

 そのうち、シニア男性が歌い始めた。歌は、昭和歌謡だ。こんな場には、昭和歌謡がよく似合う。歌は、4、5曲にも及ぶ。ワンカップの数もそれに負けていないだろう。この八十歳超シニアは、大したもんだ。

 すると、彼が話しかけ始めた。誰に? もちろん、彼が一人での花見だ。話の中身は分からないが、言葉のいくつかと雰囲気からして、彼の奥さんに話しかけているようだ。

 ひとしきり話しかけ、歌っていた。が、やがて八十歳超シニアの花見は終わり、立ち去った。


 今回の4月27日の俳句教室においては、各自が5句を詠んだ。わさおとKさんの俳句の中に、期せずして、くだんの八十歳超シニアの花見を詠んだ句がある。それを以下に掲げる。改めて思うに、俳句作りって、実に面白い。

津軽わさお作

  一人飲みつと歌い出す花見かな

Kさん作

 一人酒だれと語るか花吹雪
 


 
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