なでしこジャパン・「相棒」

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刑事ドラマ「相棒」は、警視庁特命係の二人の警察官が織り成す人気ドラマである。

「相棒」を観ていると、水谷豊演ずる杉下右京と成宮寛貴演ずる甲斐享の相棒コンビによる犯人探しの謎解きストーリーが面白い。なるほど、なるほど、と観ているうちに、事件が解決する。

 「相棒」は、日本人から圧倒的に支持され、人気がある。それは、「相棒」は刑事ドラマだが、同時に人生のあやとか人情の機微を表現しているドラマだからである。

 そして、刑事ドラマ「相棒」は、「相棒」というタイトルが素晴らしい。シンプルに「相棒」という二文字だけだ。二文字がシンプルであるだけに、視聴者は、ドラマとは別に、「相棒」の意味合いを自分なりに脚色して理解することができる。

 人生においては、夫婦も、親子も、同僚も、友達も、ライバルも、ペットも、こけしも、愛車も、その他の諸々が、みんな「相棒」であり得る。

 刑事ドラマ「相棒」は、「相棒」の大事さ、ありがたさも教えてくれる。「相棒」を観ていると、人生勉強ができるというものだ。


 刑事ドラマ「相棒」ファンは、各界のいろんな人の中にいる。サッカー女子日本代表・なでしこジャパンの澤穂希選手も大の「相棒」ファンである。

 デイリースポーツの4月21日付け配信ニュースは、次のように伝えている。

 映画「相棒‐劇場版3‐巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」(26日公開)の試写会が21日、都内で開かれ、主演の水谷豊と成宮寛貴が「相棒」ファンでサッカー女子日本代表のMF澤穂希とプレゼントを交換した。

 スポーツ好きという水谷は、澤を迎えるとあってか、イベント名を間違えたり「あの澤さんが…」と絶句したりするなど、成宮にも指摘されるほど緊張。

 母親と一緒に「相棒」を「推理を(して謎を)解きながら」見ているという澤も「テレビの人がこんなに間近にいるので…」と緊張気味。

この配信ニュースを読んでいると、面白い。我々、視聴者から見れば、杉下右京を演ずる水谷豊も、なでしこジャパンの澤穂希選手も、押しも押されもしない「テレビの人」だ。なのに、両者がお互いに、「テレビの人」を意識し、緊張し合っているのだ。ヘーッ、そうなんだ。吹き出してしまう。


 人生においては、諸々が、みんな「相棒」であり得る。なでしこジャパンにおいても、「相棒」はいる。

テレビでスポーツ観戦をしていると、試合がドラマチックどころか、どんなドラマよりも面白い、まさにドラマだと唸る試合に遭遇することがある。

 そんな試合のいの一番に挙げられるのは、なでしこジャパンが2011年7月に女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を決めた試合だ。

 2011年7月18日の対アメリカの決勝戦。なでしこジャパンは、2-2からのPK戦でアメリカを3-1で振り切り、初優勝した。

あれから間もなく、3年が過ぎ去ろうとしている。月日はめぐり、次回の女子W杯が来年、2015年6月から7月にかけてカナダで開催される。あと1年ちょっとに迫ってきた。早いものである。

 なでしこジャパンが目指すのは、W杯二連覇だ。

 そのなでしこジャパンが、5月25日、女子アジア杯の決勝でオーストラリア女子代表と対戦し、1-0で勝った。長い歴史の中で、意外なことに、日本にとって、これが女子アジア杯初制覇である。出場14度目、決勝戦5度目の挑戦にして初のアジア王者に輝いたのだ。

 これで、W杯二連覇に向けて、大きな弾みがつくこととなった。

 今回の女子アジア杯で、なでしこジャパンは、5月18日、ヨルダンに7-0で大勝し、女子W杯出場を決めている。

 その後、なでしこジャパンは、5月22日、準決勝で中国と対戦した。中国は、これまで、女子アジア杯で、最多優勝8回を数える強豪だ。

 その対中国戦は、いの一番試合である2011年7月の対アメリカ戦に勝るとも劣らぬ、なでしこナイスゲームとなった。

 結果は、延長戦を前半と後半共にフルに120分間戦い、2-1で日本が勝った。
 
 この試合、序盤から日本が攻勢を強め、中国のボールを奪うと、フォワードの高瀬愛実選手や川澄奈穂美選手にボールを渡す。日本らしい連係プレーを見せ、再三中国ゴールを脅かすも、中国もしぶとい。お互い得点を奪えずに、前半が終わる。

 試合が動いたのは、後半6分だ。

 宮間あや選手が左コーナーキック(CK)を蹴る。その瞬間、澤穂希選手が真っ先に猛然と宮間選手めがけて走り出した。ボールが来る。澤選手がヘディングする。澤選手がわずかに右に頭をねじる。ボールは、中国ゴールに吸いこまれる。待望の先制点だ。

 これを観ていると、明らかに、宮間選手はどこに澤選手が走り込んで来るか、澤選手はどこに宮間選手が蹴り込んで来るか、両者がどんぴしゃりで分かっている。たまたまとか、偶然にできたプレーではない。

 なんと素晴らしいことだろう。

 これが決まった瞬間、3年前のワールドカップ決勝、対アメリカ戦を思い出す。澤選手が起死回生の2-2の同点ゴールを決めた瞬間だ。この時も、宮間選手が蹴った左CKを澤選手がゴールした。

違うのは、この時は、澤選手が用いたのはヘディングではなく、右足でわずかに右外側に蹴り出している。

 3年前も、今回も、足とヘディングとの違いだけであり、澤選手は、右側にどの角度でボールを出せばゴールに吸いこまれるかを計算できているのだ。

なんと素晴らしいことだろう。

 3年前、澤選手の同点ゴールは、神のゴールと称賛された。

しかし、今回、宮間選手と澤選手のコンビは、神のゴールというよりは、いつでもできるゴールだと言わんばかりである。なでしこジャパンの二人は、謙虚だから、いつでもできるゴールだとは、口では決して言わないが。

 でも、驚くことに、二人にとっては、明らかに、いつでもできるゴールだ。私たちは、3年の時を経て、そのことを知ったのである。

 まさに、なでしこジャパンにおいて、澤穂希選手と宮間あや選手は、日本が世界に誇る「相棒」である。

 澤選手がなでしこジャパンの前主将で、宮間選手がその後を継ぐ現主将。

 「相棒」二人の澤穂希選手と宮間あや選手の大活躍がなでしこジャパン総体の躍動と相まった先に、W杯二連覇が、きっとある。



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