「相棒・伊丹憲一刑事」

4月26日から「相棒 -劇場版Ⅲ- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ-」が公開されている。

 私は、まだ観ていないのだが、ネットで目にする評判からすれば、どうも前宣伝ほどの満足感は得られていないようだ。

 テレビで流れる「相棒 -劇場版Ⅲ」のCMは、当然のことながら、大ヒット上映中と、絶賛口調だ。それが、結果としてどう出るかは、そのうち興行収益の実績が教えてくれるだろう。

 私が、今回、「相棒 -劇場版Ⅲ」の公開をきっかけに実感していることは、捜査一課の伊丹憲一刑事がことのほか人気があるということだ。

 まあ、人気があると言っても、相棒の主役、水谷豊演じる杉下右京の人気とは、当然、異質である。伊丹刑事は、相棒ファンからいろいろ心配されているというか、玄人受けするといった類いの人気である。

 ここいら辺のニュアンスは、年季の入った相棒大ファンであれば、理解していただけるだろう。

 なぜ、伊丹刑事に玄人受けする人気を実感したか。

 実は、「相棒 -劇場版Ⅲ」の4月26日からの公開直前に、「相棒・相棒 伊丹 殉職はあり得ず」と題し、ブログ記事を書いて投稿した。

 劇場版の予告篇に、伊丹刑事の殉職ないし交代を示唆するかのような紛らわしいシーンがあることにより、ネット上で、まさかそんなことはあるまいが、というニュアンスの話題が見受けられたからだ。

 そうしたら、大げさな言い方をすれば、このブログ記事が大反響を呼んでいるのだ。それによって、伊丹刑事は、相棒ファンからいろいろ心配されている、玄人受けする人気の持ち主である、と実感している次第である。

 みんな、伊丹刑事がよっぽど好きなんだ。


刑事ドラマのシリーズもので刑事役を交代させるときの定番は、刑事の殉職だ。

 しかし、まず、津軽のシニアブロガーには、杉下右京の相棒の殉職はあり得ない、という確信がある。

 杉下右京を演じる水谷豊も、そして脚本家先生その他のスタッフも、昭和の大人気刑事ドラマ「太陽にほえろ」を観ながら、育った。彼らにとって、刑事ドラマ「太陽にほえろ」は最大の目標であり、ドラマの質おいて、常に「太陽にほえろ」を越えることを意識している。

 相棒スタッフは、みんな、若い時に、「太陽にほえろ」における萩原健一演じる通称マカロニ、松田優作演じる通称ジーパン、勝野洋演じる通称テキサスなどの殉職に涙した。とても辛かった。

 だから、相棒スタッフが杉下右京の相棒を殉職させることはあり得ない。

 しかし、問題は、杉下右京の相棒以外の登場人物について、殉職があるかどうかだ。

 「相棒」では、2010年の「劇場版Ⅱ」で初期からのレギュラーだった岸部一徳演じる小野田官房長が殉職している。だから、杉下右京の相棒以外の登場人物について、殉職の先例はあるわけだ。

 それじゃ、捜査一課の伊丹憲一刑事の場合はどうか。

 捜査一課の話をすれば、昨年10月、「相棒season12」がスタートした第1話で、いきなりサプライズがあった。

 捜査一課の三人組の要である大谷亮介演じる三浦信輔刑事の件だ。三浦刑事は、係長に昇進したのも束の間、犯人一味の一人から足を刺されて重傷を負ってしまう。一生杖が手放せない状態になってしまい、三浦係長は、警視庁を退職してしまったのだ。

 三浦信輔係長の退職は、相棒ファンにとって大きなショックであったが、殉職でないことがせめてもの慰めである。

 このときも、大谷亮介演じる三浦信輔係長がいかに相棒大ファンに愛されてきたかが、つくづくよく分かった。

 捜査一課は、元々三人組であり、大谷亮介演じる三浦信輔刑事が昨年10月の「相棒season12」第1話で警視庁を退職したばかりだから、伊丹刑事の交代は当分あり得ない。

 というよりか、「相棒 -劇場版Ⅲ」の映画のストーリーが「相棒season11」と「相棒Season12」の間の出来事だから、伊丹刑事の殉職ないし交代は、論理上あり得ない。

 ただ、今はなくとも、この先はどうかとなると、話は別だ。伊丹刑事の殉職は、遠い将来は、あるかもしれない。

 川原和久演じる伊丹憲一刑事は、杉下右京の初代相棒の亀山薫刑事時代に初めて観た時、あくが強く、ヤクザか犯人かと見間違った。とても、刑事には観えなかった。

 私たちは、刑事ドラマ「相棒」の役どころには、感情移入して観てしまっているので、伊丹刑事は、「相棒」の中に居つつ、あたかも現実社会にも存在するかのように錯覚して思い込んでいる。

 「相棒」という刑事ドラマの中のことだから、伊丹刑事が交代することがあってもおかしくない。ドラマの中だもの。しかし、相棒大ファンは、そう簡単には割り切れない。あれこれ考えてしまうのだ。

 で、伊丹刑事が交代するとき、同じ刑事として、転勤することが考えられるが、それだとインパクトがない。エッー、あの伊丹が転勤だとさ、ナーンダとなる。

 となれば、刑事を辞めて交代というパターンだ。その方がインパクトが強い。

 しかし、そこで、ハタと考え込んでしまう。伊丹刑事に感情移入してしまっているからだ。で、伊丹が刑事を辞めて何の職業に就くのかとなる。あくが強く、ヤクザか犯人かと見間違ってしまうほどの伊丹だ。

 刑事以外の職業を伊丹はやれるの? やれないよな、あれでは。じゃ、ヤクザにでもなれば。しかし、それはあんまりだよ。みんなが考え込み、悩んでしまう。刑事以外の職業はやれない。かといって、ヤクザはあんまりだ。

 その時だ。答が出る。そんな伊丹君なら、しょうがない。    殉職だ。

 だから、この先、何年かしての遠い将来、伊丹憲一刑事の殉職はあるかもしれない。


今回分かったことだが、伊丹憲一刑事は、相棒大ファンからいろいろ心配されている、玄人受けする人気の持ち主である。

 その川原和久演じる伊丹刑事は、杉下右京の初代相棒の亀山薫刑事時代に初めて観た時、ヤクザか犯人かと見間違うほどに、あくが強かった。そうしたあくの強さの本質は、今もって変わらない。
 
 しかし、川原和久が「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンショー」に出演しているとき、その様子は、そこいら辺にいる、しがないサラリーマンの兄ちゃん然としている。そのアホづらが味があって、実にいい。

 やはり、川原和久という役者は、ただものではない。だから、伊丹憲一刑事もただものではない。
 
 以上、私のブログ記事をお読みいただいているみなさんに、この場をお借りして、心より御礼申し上げる。



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