シャンソン歌手別府葉子さん作詞・作曲の「6月の雨」

ネット社会をさまよっていると、いろいろなことに遭遇する。

 2月の末には、シャンソン歌手別府葉子さんのブログに辿りついた。匿名性を本質とするインターネット社会において、顔写真付きで氏素性が分かる初めてのブロガーとの遭遇である。

 別府葉子さんのブログでは、「百万本のバラ」について勉強することができた。

 「百万本のバラ」は、元々、強大なロシアに接する小国ラトビアで生まれた歌で、その歌詞は、日本において何人もの人によって訳詞されている。代表的なものは、歌手加藤登紀子の訳詞と映画監督、脚本家の松山善三の訳詞である。

 ネットでは、日本の加藤登紀子、クミコ 、ロシアの人気歌手アラ・ブガチョワが歌う「百万本のバラ」を聴くことができる。これらの「百万本のバラ」を聴き、別府葉子さんが松山善三の訳詞で歌う「百万本のバラ」を聴く。

 聴き手の好みも影響するが、別府葉子さんが歌う「百万本のバラ」が声の伸びといい、情感といい、一番上手い。心にしみる歌だ。

 歌は、単に、楽曲を奏でながら歌詞に沿って歌うものではない。その本質は、歌の詩と曲の解釈を基にした世界観を歌うことにある。


 津軽のシニアブロガーは、歌の本質に思いをいたしながら、ネットサーフィンを続けていた。

 そうしたら、検索で、tranquil mind 穏やかな心で 別府葉子さんの「6月の雨」、がヒットした。

 ブログの主は、「確かにこの曲、自然に涙がこぼれる曲ですが、それだけではなく、柔らかい優しさに包まれているような感覚になります、別府さんの包み込むような声がしっくり寄り添っています」とおっしゃる。

 そして、「皆さんにお時間を見つけて是非聴いて頂ければなと心から願います」とある。

 津軽のシニアブロガーは、「お時間を見つけ」るまでもなく、時間はあるし、根が素直だから、すぐに聴いてみた。

 「6月の雨」 作詞・作曲/別府葉子 とある。別府葉子さんが歌い紡いでいく。


① 6月の雨に濡れ 紫陽花が泣いてる
  青い花びらに露を受けとめて
② 思い起こせば夏の思い出はいつもあなた
  赤い鬼灯(ほおずき)を鳴らして歩いてた
  空に天の川 笹船流した
  手をつないで見た金色の花火
  Ding Ding Dong
  Ding Ding Dong
  風は運ぶ
  Ding Ding Dong
  Ding Ding Dong
  雨の匂い

③ 朝顔のつるを指に巻きつけのぞきこむ
  小さなてんとう虫が羽広げた
  麦わら帽子を太陽が照らす
  今日もまた暑い一日になるかな
  Ding Ding Dong
  Ding Ding Dong
  雲の晴れ間
  Ding Ding Dong
  Ding Ding Dong
  目を細める
  Ding Ding Dong
  Ding Ding Dong
  花影にあなたの笑顔

④ 桜の花を揺らす風が
  いつか向日葵を吹き抜けて
  色づくもみじ流れる川が雪に凍りつくころも
  いつもあなたを いつも想ってる

⑤ 6月の雨あがり 紫陽花が輝く
  虹色の花がきらめいて揺れる

 
 シャンソン歌手別府葉子さんは、シャンソン歌手であると同時に、シャンソンに限らずというか、シャンソンを含むソングのシンガーソングライターである。しかも、日本一級のシンガーソングライターだ。

 以下、津軽のシニアブロガーの考察を記す。

 まず、「6月の雨」の歌詞がいい。「6月の雨」の歌詞は、五部作から成っている。私は、上記にあるように、便宜上、歌詞に①から⑤までの番号をつけた。

 この歌を歌うとき、別府葉子さんにとっては、歌詞にある「あなた」は、お父さんであり、お母さんの夫である。

 ①は、6月の雨と濡れる紫陽花。雨と濡れるは、歌う人の涙でもある。

 ②は、「あなた」を偲ぶ夏の思い出。鬼灯(ほおずき)、天の川、笹船、花火、みんな懐かしい。これらは、古き良き日本をも象徴している。

 ③は、これも夏の思い出。「あなた」は、花が好きで、生き物が好きだ。そして、いっぱいの自然が好きだ。そんな「あなた」の笑顔が浮かぶ。

 ④は、日本の美しい四季。桜、向日葵(ひまわり)、もみじ、雪。そして、いつも、懐かしい「あなた」を思う。

 ⑤は、6月の雨があがり、輝く紫陽花。歌う人の涙も拭われている。

 シンガーソングライター別府葉子さんは、4分31秒の歌に、日本の美しい四季を、古き良き日本を、人生の思い出を、生きることの意味を、生命の親から子へのリレーを、森羅万象を、歴史を、宇宙を、ありとあらゆるものを、歌い込んでいる。

 朗朗として優しさあふれる別府葉子さんの歌声がベストマッチしているのが絶妙である。 

 
 別府葉子さんが歌う「6月の雨」の歌ではなくて、「6月の雨」というタイトルで歌われている歌がある。

 松山千春やその他の人が歌っているものだ。 それぞれに、味があって、上手い。が、これらの「6月の雨」は、恋とか、男と女の思い出、まあ青春の思い出の歌だ。「6月の雨」は、紫陽花の花と相まって、若者をセンチにさせるもののようだ。歌としては、それはそれでいい。

 しかし、津軽のシニアブロガーは、さまざまな世界観を歌い紡いでいく別府葉子さんが歌う「6月の雨」に魅かれる。

 そして、「6月の雨」は、別府葉子さんの出世作になるような気がする。歌は、やはりオリジナルが一番だ。

 歌でも何でも、今は、良いものは口コミで広がっていく。世は、ネット社会だからなおさらである。

 で、口コミで広がっていくためには、みんなで歌うようでなければならない。そのための一つの手は、別府葉子さんがコンサートで、みんなと一緒に歌えばいい。

 みんなで歌いやすい小道具が「6月の雨」の中にある。Ding Ding Dong Ding Ding Dongだ。これは、鐘が鳴る音を意味するらしいが、みんなが歌う際のいい相の手になる。

 みんなで歌う「6月の雨」。歌うみんなは、それぞれの世界観を「6月の雨」に込める。だから、いいのだ。そして、だからこそ、別府葉子さんの出世作になる。

 と、津軽のシニアブロガーは、思う。

 結びに、tranquil mind 穏やかな心で 別府葉子さんの「6月の雨」、のブロガーの方に心より感謝申し上げる次第である。


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